すべての録音が終わり、家でボーッとしていたトールに
「今から打ち上げやるんだけど来れる?」とホセからの電話。
あわてて待ち合わせ場所に行くとすでにみんなそろっていた。
「アニイ、おせーヨ!」とホセ。
「めんどくさいからタクッチャおーゼ!」とまいけるがタクシーをとめた。
車は30分くらい走ってとあるダウンタウンの小さな喫茶店の前でとまった。
看板には「ココア」と書いてあった。こじんまりとした店には客が一人。
ママ的なオネーサンが「ココアでいいかしら?あわてないでネ!」とやさしく話しかけてきた。
出てきたココアを一口飲んだトールはなぜか夢ごこちな気分になって記憶を失った。
「アニイ!帰ろーゼ!」アレックスの声で目がさめた。
どのくらい時間が経過したかまったくわからなかったが、なにかものすごい大きな愛につつまれた時間を過ごしたことに間違いはないとトールは確信した。
「イエー!二次会だー!」とまいけるがうかれる。
トールは、そのあと何軒かハシゴしたよーな気がしたがハッキリとしたことはよく憶えていない。翌朝ベッドで、トールは何ごともなかったかのよーに気持ち良く目覚めた。
・・・つづく
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